Webサイト公開の手順は、借りた土地の家に人を呼ぶイメージで覚えよう!

こんにちは。

パラレルクリエイターのナナシロです。

 

Webサイトを作って、いざ公開!となったときに必ず直面する問題が、サーバ、ドメイン問題

 

Webエンジニアの人であればもちろん仕組みが分かっていると思うのですが、

 

  • 最近Webサイト制作を始めたばかりの人
  • デザイン作成とコーディングが仕事のWebデザイナー
  • プログラミング経験のない新米Webディレクター

の人は、実のところWebサイトが公開される仕組みを分かっていない人が多いのではないでしょうか。

 

……今ギクリとしたそこのあなた、ね。笑

 

また、Webサイト制作をおこなうクリエイターでなくとも、独自ドメイン登録の手順でつまずいてしまった人はきっと多いことと思います。

 

そんなあなた方へ向けて、今回はサーバやドメインの仕組みを土地や家に喩えて、Webサイトの公開手順を小学生でも分かるようにご説明します。

 

今回の記事を読むと、

 

  • サーバとは何か分かる
  • ドメインとは何か分かる
  • Webサイトがどうやって公開されるか分かる
  • サーバを借りてドメインを登録してWebサイトを公開できるようになる

という感じになると思います。

 

もうこれで、お客様に

独自ドメインってどうやって登録するんですか?

どういう仕組みでインターネット上にWebサイトが公開されるんですか?

などと聞かれてもうろたえずに済みますよ!

 

さて。

では、何もないところから土地を手にいれ、家を建てて住み、人を呼ぶまでのストーリーをお楽しみください。

 

どうぞ!

 

 

土地(サーバ)を手にいれよう!

あるとき、あなたはふとこんなことを思いました。

 

自分の土地を持ってマイホームを建てたいなぁ

と。

 

そこで土地(サーバ)について調べたのでした。

 

土地を手に入れる方法は主に2つ。

  1. 土地を借りる(サーバをレンタルする)
  2. 土地を自力で開拓する(サーバを自分で立てる)

 

レンタルサーバについては、共用サーバやVPS、クラウド等種類が分かれるのですが、今回は分かりやすさ最優先なので細かい話はしません!

 

さすがに自力で開拓するのは大変だと思うので、あなたは土地を借りることにしました。

まずは土地貸しをしてくれる不動産屋(ホスティングサービス事業者)をいろいろと調べます。

 

  • XSERVER
  • ロリポップ
  • さくら

等々、様々あるようです。

 

あなたはよく吟味した上で、この中の一つの不動産屋と交渉し、無事に土地を借りることができました。

 

 

やったね!

 

 

家(Webサイト)を建てよう!

あなたは建築家なので、自分で(Webサイト)を建てることができます。

 

家の建て方(Webサイトの作り方)については別記事で書いて人気だったので、良かったらそちらも目を通してみてください!

 

早速、土地に家を建てることにしました。

……

……

……

完成!

 

 

あなたは土地を手にいれたので、これでもう暮らすことができます。

余談ですが、土地(サーバ)に家(Webサイト)を置くためにはFTPクライアントソフトが必要になります。

例えば、

  • FFFTP
  • WinSCP
  • FileZilla

といったソフトがあります。

FTPクライアントソフトを使ってWebサイトを構成するファイル一式をサーバ上にアップロードするのです。

 

 

住所(ドメイン)を手にいれよう!

せっかく広い土地を手にいれ、素敵なを建てたあなた。

 

よーし、友達を招待しよう!ホームパーティーやるぞー!

と、思ったのですが……、

 

あれ……?ここの住所ってなんだ……?

……そう、住所(ドメイン)がなかったのです…!

 

このままでは緯度経度で場所を伝えるなど、すご〜く回りくどい伝え方しかできないのです。

「東京都新宿区歌舞伎町1-○-○」みたいな住所がほしい……!!

 

というわけで、住所(ドメイン)を手にいれましょう。

役所(ドメイン取得サービス)へ行けば、住所(ドメイン)を手に入れることができます。

 

Webの世界では役所にも種類があって値段が違ったり、扱っている住所の数が違ったりするんですよね。

 

あなたがいろいろ調べてみると、

 

  • お名前.com
  • エックスドメイン
  • ムームードメイン

等、あるようです。

 

よく吟味した結果、あなたは一つの役所(ドメイン取得サービス)に決め、そこで住所(ドメイン)を手にいれました。

というわけで住所ゲット!!

 

 

Webの世界では自分の好きな住所を手に入れられるんですね。

 

 

役所に土地の場所を届け出る(DNSを設定する)

さて。

あなたは住所(ドメイン)を手に入れることが初めての経験だったので、そのまま役所の窓口でこう聞きました。

 

これって住所(ドメイン)を手にいれたら、すぐ家(Webサイト)に郵便物届いたり人が来れるようになったりするんですか?

 

すると窓口の人は、こう返してきました。

 

いえ、あなたは住所を手にいれただけなので、それでは使えませんよ。

あなたの土地(サーバ)と住所(ドメイン)を紐付ける届け出が必要です。

 

そう……、住所(ドメイン)を手にいれただけではダメなのです!

 

役所の窓口の人の話によると、まず役所に土地の場所を届け出る(DNSを設定する)必要があるようでした。

DNSとは「ドメインネームシステム」の略で、住所と土地を紐付けてくれるシステムのことです。

 

ドメイン取ったのにアクセスしてもWebサイトが見れません!

という方は、だいたいこのDNS設定を忘れています……。笑

 

あなたは早速、役所(ドメイン取得サービス)土地(サーバ)の場所を届け出ました。

 

届け出はおこないましたが、それが正式に受理されるまでに最長で72時間ほどかかるようです。

それを待っている間に、あなたは次の手続きをおこなうことにしました。

 

 

不動産に住所を届け出る(ドメイン登録をする)

この手の手続きは面倒なものですが、Webの世界も例に漏れず……。笑

 

今度は、不動産に住所を届け出る(ドメイン登録をする)必要があります。

 

そこであなたは、土地を借りている不動産屋(ホスティングサービス事業者)のもとを訪れ、手にいれた住所(ドメイン)を届け出ました。

 

これでようやくすべての作業が完了です!

 

少し待っていると、さっき役所へ提出した届け出も無事受理されたようで、きちんと土地(サーバ)住所(ドメイン)が紐付けられました。

 

 

これでいつでも(Webサイト)に人を呼ぶことができます。

 

こうしてあなたは、念願のホームパーティーをおこない、いつまでも幸せに過ごしたとさ……。

めでたしめでたし。

(おとぎ話風)

 

 

まとめ

さて、今回はサーバやドメイン周りの仕組みについて、小学生でも分かるように解説しました。

 

Webの世界は馴染みのない人からすると大変分かりづらいものなので、とにかく別のものに喩えて理解するのが良いと思います。

 

今回であれば、

 

  • ホスティングサービス事業者不動産屋
  • サーバ土地
  • Webサイト
  • ドメイン取得サービス役所
  • ドメイン住所
  • DNSを設定する役所に土地を届け出る
  • ドメインを登録する不動産屋に住所を届け出る

と例えることで、ぐっとWebサイト公開までの流れが身近なものになったかと思います。

 

Webディレクターやデザイナー、エンジニアをしている方。

お客様にこの辺の仕組みのことを聞かれたときは、ぜひこの記事のように喩えて説明をしてみてください。