こんにちは。
パラレルクリエイターのナナシロです。
プログラミングを勉強したい人が年々増えているなぁと感じている昨今。
多くの人がプログラミング学習に挑戦しますが、多くの人が挫折していることも事実です。
本を読んでもコードを書いてみてもちんぷんかんぷん……、ということであれば仕方ありませんが、中には、
という人がいます。
なんと、もったいない。
手段が目的になっている
プログラミングをある程度やってみたけど、なんかいまいちピンとこなくてやめてしまう人は、実は転職のためにプログラミングを習得しようとしている人に多いです。
一見すると、転職のため、という目的があるように見えるのですが、プログラミングを習得すれば転職ができるわけではありません。
プログラミングを習得して、作りたいWebサービスやシステムを作れるようになるから、転職ができるようになるのです。
プログラミングを習得してできるようになるのは、作りたいものを作れるようになることなのです。
ですが、その「作りたいもの」という目的がないばかりに、プログラミング学習が続かず挫折してしまう人が多いのです。
作りたいものを作ろう
プログラミングをこれから覚えたいと思っている人は、常に作りたいものを意識して学習すると良いです。
僕がこれまで見てきた限り、プログラミングを習得するスピードが早い人は、
と、かなり明確な目的を持っています。
こういう人は作りたいものが先立っているので、勉強しながらでもどんどん作ってみようとします。
サッカーの本田圭佑選手や野球のイチロー選手が、小学校の卒業文集でかなり具体的な目的を設定していることが定期的に話題になりますが、明確な目的がある人は習得するスピードも格段に早いのです。
……とは言ったものの、
という人が多いんじゃないかと思います。
なぜプログラミングだと作りたいものが明確に出てこない人が多いのか。
それは、プログラミング自体の難易度が高いため、それを使ってどういうことができるのかピンとこないからだと思います。
サッカーや野球であれば、ボールを蹴ったり、打ったりする練習や、筋トレ、ランニングなどを積み重ねていった先に、上手にプレーできるようになっている自分が見えるでしょうし、その延長線上に海外のクラブチームや日本代表というのも見えるんじゃないかと思います。
プログラミングはこの「蹴ったり」「打ったり」などに当たるものですが、”Hello Word!”と表示する初歩の初歩に取り組んでいる人が、企業のシステムやSNS、スマホアプリなどを開発することを具体的に想像するのは容易ではありません。
そもそも、プログラミング言語の種類はいろいろとありますし、それによってできることも違うので、何を使えば良いか調べるところで労力がかかります。
それではパッと「これを作れるようになりたいから、この言語を勉強する!」とはなりませんよね。
実を言うと僕も勉強し始めの頃はそうでした。
できそうな範囲で作りたいものを見つける
もし作りたいものがパッと浮かばない場合は、今習得しようとしている技術でできそうなことをやってみるのが良いでしょう。
例えば、Javascriptの教本には「スロットマシーンを作ってみよう」というレッスンが載っていることがよくありますが、例えばそれをサンプルどおりに作らず、自分オリジナルのスロットマシーンを作ってみるとか。
ちなみに僕は、スロットマシーン作成の中で使用している「ボタンをクリックすると動くよ!」という技術を使用して、ボタンをクリックすると動くアニメーションを作りました。
さらに、ボタンを押すだけで遊べるタイミング合わせゲームみたいなものを作ってもみました。
そうやって、
と、どんどん作りたいものを目先に見つけていってやっていると……、いつの間にかどんどんプログラミングが出来るようになります。
ただ、転職を考えている人などは、
と思う人もいるかもしれません。
が、実はプログラミング学習は意外と汎用性があります。
一つの技術をどんどん深めていくと、だんだんプログラミングの”ツボ”みたいなものが見えてきて、他の言語も習得しやすくなるのです。
なので、「プログラミングしんどい……」と思って挫折するくらいなら、まずは好きなものを作ってハマっていくのがオススメです。
まとめ
今回は、本来手段であるはずのプログラミング習得が目的になってしまい、プログラミングを挫折してしまっている人向けに書きました。
要点を一言でまとめるのなら、とにかく作りたいものを作りましょう!ということです。
作りたいものがイメージできないときは、今学んでいる技術でできる範囲で作りたいものを見つけていきましょう。