こんにちは、ナナシロです〜。
Webサイト制作者のみなさん、今日もググってますか〜?
ググる、要するに、Google(などの検索エンジン)で検索することですね。
この「ググる」という行為、Webサイト制作において超重要なんです。
Webエンジニアにとって、
ググり力 = 問題解決能力
なのです……!
以前、ググるのが苦手な人と得意な人で問題解決までの時間を計測する実験をしたのですが、なんと
作業効率に10倍以上の差
が出ました……!
(苦手な人が1時間かかっても分からないことが、得意な人は5分で解決)
というわけで今回は、駆け出しのWebサイト制作者向けに、
最速で問題解決するググり力
を伝授しましょう!
目次
1.言語名+キーワード
例えば、ある要素を真ん中揃えにする方法が分からないとき。
See the Pen centered by Nanashiro (@nanashiro1988) on CodePen.
今回のキーワードは言わずもがな「真ん中揃え」ですよね。
ただ、「真ん中揃え」の一語で調べても検索結果が無限に出てきてしまいます。
そこで、より欲しい情報にたどり着くために、組み合わせに言語名を入れると良いです。
今回で言えば、要素の位置や形、色を変えることができる「CSS」になりますね。
ですので、
CSS 真ん中揃え
と調べると、欲しい情報にたどり着きやすくなると思います。
2.キーワードを言い換える
「CSS 真ん中揃え」で検索してすぐに出てくれば良いのですが、検索結果の上位3記事くらいで見つからない場合は、すぐにやり方を変える必要があります。
検索ワードを変えるとき、真っ先に試していただきたいのが、キーワード(「真ん中揃え」)の言い換え。
「真ん中揃え」という言い方は、「センター揃え」とも「中央揃え」とも言えます。
CSS センター揃え
CSS 中央揃え
といった検索を試してみましょう。
3.言語名+やりたいこと
今回の例は極めて簡単な例なので、1つ目と2つ目の方法ですでにたどり着けてしまうと思いますが、それでもたどり着けない場合があります。
そのときは、言語名+やりたいことで検索してみると良いでしょう。
例えば、
CSS 要素を真ん中に揃えたい
という感じ。
なんか切実感ありますね……w
ですが、キーワードの単語だけでは伝わりにくいニュアンスまで表現できるので、初心者にはおすすめの検索方法です。
ここで一点、注意すべきことがあります。
それは、「やりたいこと」を具体的にしすぎないこと。
CSS 左にあるdivを真ん中に揃えたい
と、具体的にしすぎると欲しい情報にたどり着きにくくなります。
とりわけ、「div」という部分は、今回の場合のみdiv要素を使っているだけであり、真ん中に揃えたいものが、p要素やimg要素など他の要素の可能性もあります。
これは言ってしまえば、腐りにくい果物が何かを調べたいときに、「腐りにくい りんご」とググっているのと変わりません。
これでは、「果物の中で腐りにくいものが何か知りたい」という欲しい情報にはたどり着けないのが分かりますよね。
4.言語名+できないこと
3の応用ではありますが、言語名+できないことで検索するのもありです。
今回の場合は、
CSS 真ん中揃えにならない
という感じですかね。
あなたが今つまずいていることは、世界中のWebサイト制作者が確実に一度はつまずいている内容。
なので、困っていることをそのまま検索するだけで、同じように悩んだ同志たちによる解説記事にたどり着くことができます。
html 画面の右側に変な余白ができて困っている
ちなみに昨今のGoogleさんは大変優秀なため、こんな泣き言みたいな文章(笑)でも、きちんと欲しい情報にたどり着けます。すごい。
5.キーワードを増やす
駆け出しエンジニアであれば、1〜4でだいたい欲しい情報までたどり着けるとは思いますが、もしもたどり着けない場合はキーワードを増やすのが得策です。
例えば今回の場合、いろいろ調べていてCSSのmarginというプロパティを使うことが分かったとします。
ですが、それをどうやって記述すれば真ん中揃えにできるのか分からないとしましょう。
であれば、marginというキーワードを増やしてみましょう。
CSS センター揃え margin
キーワードが増えると、その分検索結果が絞られていきます。
そうすれば、欲しい情報にたどり着く確率も上がりますよね。
6.「やり方」「方法」等の言葉を入れる
他に効果的なググり方といえば、「やり方」「方法」という言葉を入れることもおすすめです。
CSS センター揃え margin やり方
という感じですね。
こうすれば、やり方について書いてある記事にたどり着けます。
7.ここまでやってもダメなときは……
ときどき、どれだけググってもたどり着けないレアケースに出会うことがあります。
あるいは、珍しいプログラミング言語やツールを使っていると、そもそも情報の数が少なくてどれだけ検索しても出てこないことがあります。
そういうときはどうするか。
潔く検索するのをやめましょう。
ググり力がいくら高くなってもこういうケースはあるのですが、ついついダラダラと探し続けてしまうと、果てしなくなってしまいます。
なので、10〜15分でググって見つからなかったら、もう諦めましょう。笑
とはいえ、諦めてしまっては先に進むことができないと思うので、
例えば、
- その技術とは別の技術を使う方法を考える
- その技術を使わなくても問題がないような代替案を考える
といった、他の手段を考えてやっていくと良いです。
ここまでできれば、問題解決能力に関しては一人前と言えるでしょう。
番外編.エラーコードで検索
さて、これはちょっと番外編ですが、HTMLとCSSだけのときにはそこまで困ることがなかったとしても、jQueryやPHPを学び始めると、
なんか動かない!どうして!?
エラー出てる!
え、英語!!
パニック!!!ぎゃーー!!!
なんてことになると思います。笑
そんなときは、慌てずエラーコードで検索すると良いです。
例えば、
Uncaught ReferenceError: $ is not defined
こんな感じ。
これ、jQueryが読み込めていないときに出てくるメジャーな(?)エラーなんんですよね。
なので、エラーコードだけググっても日本語の解説ページがきちんと出てきますが、もし英語の記事ばかり出てきてしまったときは、
Uncaught ReferenceError: $ is not defined エラー
とググると、いい感じに日本語の記事が出てくるようになります。
まずは検索にかけている時間を計ろう
というわけで今回は、初心者のWebサイト制作者向けにググり方の基本を伝授しました。
そもそも自分のググり力が客観的に分からない人は、まず自分が検索にかけている時間を計ってみると良いと思います。
その上で、ググる時間をどれくらい短くできるか、この記事の内容を全部試してビフォーアフターしてみるのがおすすめです。
では、良いググりライフを。