こんにちは、ナナシロです!
僕はもともとクリエイターなので、これまではクリエイター視点で仕事や発注者を見ることが多かったのですが、最近は発注者側としてクリエイターを見ることが多くなりました。
すると、まぁ〜〜〜いろいろあるんですよ。笑
このクリエイターには発注したくないな……
とか。笑
そこで今回は、発注者側に回ったからこそ見えてきた「ダメクリエイター像」をご紹介していこうと思います。
発注者のあなたは
あ〜〜〜分かるわ〜〜〜ww
という気持ちで、
クリエイターのあなたは
ぜっっったいこんなクリエイターにはならんぞ……!
という反面教師の意識で読んでいただければ幸いです。
目次
1.音信不通になる
発注者が一番心配なことってなんだと思います?
それは外注先のクリエイターから連絡が返ってこなくなることです。
これを読んでいるあなたがそのクリエイターではないことを願うばかりですが、中にはバイト感覚でバックれる人っているんですよね……。
いや、バイトもバックれちゃダメですが……。苦笑
クリエイターが音信不通になると、代わりのクリエイターを探さなければなりません。
これは発注者側にとっては大打撃なんですよね。
え〜?そんなクリエイターが信頼できないなら、他の人も補欠で用意しておけばいいじゃん〜?
……たわけっ!!
補欠を用意するということは、稼働するかどうか分からない人の分まで人件費を割くことになります。
当然ですが、そんなことをやっていると多くの企業が倒れます。
2.報連相が少ない/遅い
特に返信はしていないけど、ちゃんと作業しているからいいじゃないっすか〜
と考えているクリエイターもいるかもしれませんね。
あるいは、そこまでふてぶてしくなくても、
せっつかれるの苦手だから、進捗報告とか嫌なんだよな〜……
ちょっと遅れそうだけど怒られそうだから、報告せずにもうちょっとやろ……
と思っている(思ったことのある)クリエイターはきっと多いと思います。
ですがこれ、発注者側としては、
- 真面目にやっているのかやっていないのか分からない
- 問題無いのか問題あるのか分からない
- 悩んで手が止まっているのか進んでいるのか分からない
と、もう分からないことだらけなんですよね。
だから、細かいくらい今何をどれくらいやっていて、いつそれができるのか報告してほしいんですよ。
納期に間に合わないときも真っ先に報告してほしいんですよね。
別にクリエイターを責めているわけではなくて、納期より前の段階で
間に合わなそうです……!
と言ってくれたら、挽回することができるんですよ。
それを、納期すぎてから
間に合いませんでした〜(過去形
と言われたら、下手するとその時点でプロジェクトが炎上して、何百万円とかすっ飛ぶ可能性があるわけです。
恐ろしい話ですよ〜。
3.納期を守らない
すでに納期について触れちゃいましたが、納期を守らないのもご法度ですね。
少しすぎるくらい良くない?
ではダメなんですよね。
どんな事業にも事業計画があって、そこにはスケジュールもあります。
例えばWebデザイナーが納期に遅れたら、デザインをもとに実装をするコーダーのスケジュールも、システムを組み込むプログラマのスケジュールも遅れます。
ひどい場合はリリースする時期までずれこんでしまいます。
これは大打撃なんですよね。
余裕を持ってスケジュール組めばいいじゃん?
と言われたら確かにそうなのですが、月の営業利益などにも関わってくるわけですから、スケジュールを簡単に緩めるわけにはいきません。
ちなみに。
発注者側も一応は余裕を持って、完全なデッドラインより手前に納期を設けています。
そのため、確かに数時間遅れるくらいで完全に頓挫することはないことが多いですが、一回納期に遅れるごとにその外注クリエイターへの信用は失墜していきます。
4.自信が無さげ
駆け出しのクリエイターにありがちですが、自信が無さげなクリエイターには仕事を振りたくないですね。
外注クリエイターはただの小間使いではありません。
外部にいる制作のプロフェッショナルだと思って発注しています。
というかそうでないと、良いものが出来上がらないので困ります。
なので、クリエイターにはプロとして堂々としていてほしいですね。
まかり間違っても、Twitterに
駆け出しエンジニアです!
なんてプロフィールを書くべきではないですし、
クラウドワークスやランサーズで、
初心者ですが精一杯やらせていただきます!
なんて提案するべきではないのです。
5.自分の主張ばかりする
逆に厚顔無恥なクリエイターもいて、身の程に合っていない権利の主張をたくさんしてくる人っているんですよね。
この手の人は最初から接し方が非常に攻撃的なことが多いです。
こういう人に多いのが、
この金額は安すぎる!クリエイターの価値を低く見すぎだ!
という主張。
僕もクリエイター側にいたときは、この主張を支持することもありましたが、発注者側になってみて思うのは、
こういう主張をする人は交渉の機会を放棄して、最初から宣戦布告してくる危ない人だな……
ということ。
発注者を敵と見なすような言動をとらず、
こういう作業をこれくらい時間かけてしたので、これくらいの金額がほしいです!
と交渉すれば、発注者側も交渉のデスクにつきます。
まぁ確かに、クリエイターをこき使うひどい発注者もいるのは事実です。
ですが、どの発注者に対しても自分の主張ばかりしてくるクリエイターはダメですね。
6.指示を無視する
これも困り者ですね。
指示を誤解していた、というのならいいのですが、完全に無視するクリエイターがたまにいます。
クリエイター側としては、
こうした方がもっといいと思う!
自分の好きなようにやりたいから任せてほしい!
という思惑があるんでしょうが、一切相談せずにそれをやるのはご法度。
結局これも5と同じで、自ら交渉の機会を放棄しているんですよね。
最近の駆け出しクリエイターには、「好きなようにやらせてくれ」タイプがあまりいない印象ですが、勝手に工夫しようとするタイプはよくいます。
良かれと思うのなら、作業する前にまず提案しましょう。
7.見るに値するポートフォリオがない
これは発注する前の話になりますが、
動画編集の仕事ください!
デザインやります!お力になりますよ!
コーディングとかできます!
などと言ってきてくれるクリエイターさんがときどきいるんですね。
でも、ポートフォリオがない。
その時点でアウトですね。
そりゃそうですよ、口だけで「できます!」って言われても信じられませんもん。笑
他にも、ポートフォリオ自体はあるのに自分の過去の実績をただ並べているだけ、というパターンがよくあります。
これも発注する気になかなかならないですね。
発注者側も
こういうクリエイターがいいなぁ
という要望があります。
その要望をうまく汲み取って、
私はまさにお望みのクリエイターに当てはまりますよ!
なぜならこういうものも作れるんで……
とポートフォリオを見せてほしいんですよね。
なので、ポートフォリオがいくら充実していても、発注しないことは多々あります。
そういう意味でも、「見るに値する」ポートフォリオをぜひ見せてほしいですね。
8.提案をしてくれない
これは要求レベルとしてはちょっと高めかもしれません。
ただ、完全に指示待ちで言われたことしかやろうとしないクリエイターも、長い目で見たら仕事をお願いしたくないですね。
ちょっとした単発の作業ならいいですが、大きな仕事は任せたくないです。
提案といっても、そんなたいそうなことではなく、
- 課題を見つけて改善案をアドバイス
- より良くするためのアイデアを発案
- 仕事をしやすくなるような工夫を提案
といったことをやってくれれば発注者としては嬉しいです。
ちなみに提案をしないクリエイターは、多くの場合、
オレ、イワレタコト、ヤル……
ヤレバ、カネ、ハイル……
と、まるでロボットのようです。
ぶっちゃけて言うと、「なぜこの作業やるのか」を考えない人はクリエイティブ系の仕事向いていないです。
9.熱量がない
これは8ともちょっとかぶるんですけど、仕事に対して熱量がない人ほど思考停止になりがちです。
クリエイティブの業界は、発注者もクリエイターも熱量がある人が比較的多いです。
熱量のあるクリエイターは発注者と楽しんで仕事をします。
熱量がある発注者はクリエイターをきちんと評価します。
一方で、熱量のないクリエイターは「お金のために仕方なくやっている」という思考です。
こういうクリエイターって、同じく熱量のない発注者と仕事しがちなんですよね。
熱量のない発注者。
それは、クリエイターを道具くらいにしか思っておらず、クリエイティブをただの金儲け手段にしか考えていない人です。
熱量がない人は、仕事をもらう精神なので、いつまでも小間使いのような仕事しかありません。
なので、せっかくスキルつけてクリエイターとして独立しても、薄給で馬車馬のように働く社畜と同じことになります。
これまで僕もそういう人たくさん見てきましたが、悲惨ですよ〜。
10.情緒不安定
情緒不安定な人も困りますね。
前回は納期の前日に納品してくれたのに、今回は納期すぎても連絡すらない。
どうしたのかと思って連絡したら、
すみません、つらいことがあって寝込んでいました……
と。
もうこの時点で発注者は、
うーん、ちょっと今後の仕事を信用してお願いできないな……
となります。
確かに、クリエイターの中には非常に繊細な精神を持っていて、場合によってはなんらかの精神疾患を患っている方もいると思います。
が、そんなあなたも、他の健康なクリエイターと競わなくてはならないんですよね。
なので、自分の情緒やモチベーションをコントロールをする術は身に付けておくべきです。
ちなみにこれはちょっと余談ですが、僕も発達障害の疑いがある鬱病経験者で情緒が安定していないところがあります。
ですが、その情緒の不安定さで仕事に支障をきたさないために、発注者と仲良くなったり、馴染みの仲間と組んで仕事したり、さまざまな工夫をしています。
僕の工夫に関しては、また別途記事にしようと思います。
クリエイターは反面教師にしてね!
さて、今回は発注者視点で見たこんなクリエイターは嫌だ10選を紹介してきました。
もし、一つでも当てはまっているクリエイターは確実に発注者からいい目で見られていないと思います。笑
ぜひ反面教師にして、より良い仕事をしていきましょう!