好きを仕事にするための3つのポイント【実例あり】

こんにちは〜。ナナシロです。

もう数年前の話にはなりますが、YouTuberブームが来て、

好きなことで、生きていく

というキャッチコピーが話題になりましたよね。

(参照:好きなことで、生きていく – HIKAKIN – YouTube [ Long ver. ]

さて、あなたは今、好きなことをして生きていますか?

もしかして周りの人たちから、

好きなことで生きていくなんて無理無理。
できるのは一部の特別な人だけだよ。
夢見てないで現実的に生きようよ。

なんて言われて、「自分には無理だ」となっています?

もったいない!

ちなみに僕はこれまでずっと、好きなことばかりを仕事にして生きてきたよ!

といっても、ナナシロが特別な人間というわけではありません。

たった3つのことを愚直にやってきた結果です。

そんな僕の実例を交えながら、好きなことを仕事にする方法をご紹介していきます。

仕事の「種」を作る

好きなことを仕事にするための3つのポイントを紹介する前に、言っておきたいことがあります。

それは、

いきなり幹を作ろうとしないこと

です。

幹というのは、その仕事一本で1ヶ月の生活費すべてをまかなうものの例えです。

まったくのゼロのところから、いきなり毎月30万稼ぐ仕事を作ろうとしないでね!

ということですね。

好きなことを仕事にするためには、まず種を作る。

種まき = 好きなことをお金に変えること

を、まずはやっていきましょう。

好きを仕事にするための3つのポイント

では、本題。

好きを仕事にするためには3つのポイントがあると思っています。

結論から言うと、

  • 誰かに必要とされることをやること
  • レアキャラになること
  • 必要な人に届けること

の3つをきちんと守れば、好きなことを仕事にすることができます。

それでは、それぞれのポイントを解説していきましょう。

1.誰かに必要とされることをやること

好きなことを仕事にすることが難しく感じる理由として、

自分が好きなことはお金にならないことだから

というのがあるかと思います。

お金にならない = 誰も必要としていない

ということですね。

ですが、果たしてそれは本当なんでしょうか?

確かに、人と接点を持つことを極端に嫌う人だと難しいかと思います。

ですが、最低限の社会性を持っているなら、誰もが何かしらの形で他の誰かから必要とされています

ここで大切なのが、常に

  • 相手側からあなたのしていることがどう見えているか
  • あなたがしてあげたことで相手がどう喜ぶか

の視点を忘れないこと。

そういう観点で言うならば、

漫画を読むのが好きななんだよな〜

というあなたは、

  • おすすめの漫画を紹介するブロガー
  • 文化系メディアで漫画を紹介するライター
  • 漫画オンリーの読書会主催者
  • 同人誌の編集長
  • 漫画コーナー担当の書店員

などといった仕事をすることができると思います。

ポイント1では、自分の好きなことを挙げだして、それが誰かにとって喜ばれるものであればクリアです。

ナナシロの例

僕は大自然の中に一人でいるのが好きなんですよね。

ですが、とても個人的なことなので少しだけ見方を変えて、

大自然の中に一人でいながら誰かに喜ばれること

を考えました。

その結果、友人と事業を起こして、D●SH村のように山奥の土地で自由に村づくりを楽しめるプロジェクトを始め、僕はその現地スタッフとなりました。

言い方はあれですが、お金をもらいつつ(笑)、心ゆくまで大自然の中でサバイバルができる生活をしていました。

2.レアキャラになること

さっき挙げた漫画好きの人の仕事例を見て、

いや、もう書店員とか普通の会社員じゃん!
僕がやりたいのは、もっと個人事業って感じで、純粋に好きなことができることで……

な〜んて思いませんでしたか?笑

そう、実はすでにある一般的な仕事の中にも、あなたの好きなことができる仕事っていっぱいあるんですよ。

何も、フリーランス!YouTuber!みたいにならなくても、好きなことってできます。

でもきっと、今この記事を読んでいる人は、

会社とかそういうのではなくて、もっと自分らしい仕事を、個人の範囲内でやっていきたい

と思う人が多いんじゃないでしょうか。

もしそうなのであれば、レアキャラになりましょう。

レアキャラというのは、他の人と差別化ができている状態のことです。

イメージとしては、初めましての場面で自己紹介したときに、

え、何それ!初めて聞いたけど面白そうな仕事!

これまで周りに君みたいな人いなかったよ!

といった感想を引き出すことができれば、レアキャラでしょう。

とはいえ、この「レアキャラ度」、自分がどの場所にいるかによっても大きく変わります。

例えば、あなたがプロのラグビー選手だったとして。

所属チーム内で、

僕はプロのラグビーの選手です

と言ったところで、みんな「いや、俺もだけど?」となりますよね。

レアでもなんでもない。

ところが、周りが全員プログラマの場所で、

僕はプロのラグビーの選手です

と言ってみたらどうでしょう。

たちまち、「すげー!初めて会いました!」となるのではないでしょうか。

以上のことから、レアキャラになるには

  • 珍しいことをする
  • 珍しがられる場所へ行く

のどちらかが必要ということが分かったかと思います。

漫画好きの例で言えば、

  • 他の漫画好きがやっていないことをやる
  • 漫画好きがまったくいない場所で漫画に関わる何かをやる

のどちらかをおこなえば、レアキャラになれますね。

なれますね、って言われても、じゃあ具体的にどうしたらいいか分からない……!

というあなたの声が聞こえてきそうですねぇ。(なんだお前)

そう、「レアキャラになる」というのは、3つのポイントの中でもっともアイデア力が試されるフェーズなんですよね。

ここでいかにレア度の高い仕事のアイデアを出し、人と差別化が図れるかが重要になります。

ナナシロの例

僕は女性と一緒に寝るのが好きなんですよね。

やらしい意味ではなく、本当に女の子と一緒に布団に入るのが好きなのです。(なんだお前 [2回目])

でも僕は、別にホストのようにおもてなしができるわけでも、イケメンなわけでもない。

なので、正攻法では女性と同じ布団に入る仕事をすることはできません。

そこで僕は、自ら添い寝屋と名乗ることにしました。

女性と添い寝をするのが好きな人はいても、それをオープンにして「仕事として添い寝しています」という人はレアキャラだったからです。

でも、添い寝屋としてお金もらっちゃうと、無店舗型の風俗と変わらないのでいろいろ届出とか出さなくてはなりません。

それはちょっとダルいなと思ったので、お客様の女性から添い寝したときに話したことを記事にする許可をいただき、それを恋愛メディアに売り込みました。

結果的に、

  • 添い寝屋というレアキャラ
  • 添い寝体験を執筆する恋愛ライターというレアキャラ

という2つのレアキャラを築き上げ、仕事にしました。

3.必要な人に届けること

さて、ここまで来たらもうあとは、必要な人に届けるだけです。

一番簡単なのは、SNSのプロフィールで仕事名を書いてしまうということです。

必要とされる仕事で、かつ、レアキャラにきちんとなれていれば、必要な人に無理して届けなくても良いんですよね。

プロフィールに仕事名と内容を書いておくだけで、自分の周りの人から面白がられて火がつきます。

ですが、それではただ話題になるだけで終わりかねません。

お金をとって仕事にするためには、

  • サービス名
  • サービス内容
  • 料金
  • 依頼の窓口

を、最低限用意しましょう。

そして、相手によっては何を使って届けるかをよく考えた方が良いです。

だって、高齢者向けのサービスを始めたとして、SNSでしか宣伝してなかったら必要な人には届かないじゃないですか。

ちなみに、もしすでに好きなことを仕事にする努力をしている人で、

自分のサービスや商品を公に見える形で宣伝していて、料金表や問い合わせフォームも用意しているのに、全然依頼がこない……!

のだとしたら、そのサービスや商品が

  • エゴイスティック
  • ありふれている

の、どちらかだと思います。

とりわけ「ありふれている」の可能性が高いですね。

というのも、プロ奢ラレヤーさんのような例があるから。

彼は「他人に奢ってもらう」という仕事をしていますが、これこそ他人から見たら「究極のエゴ」。

(参照:プロ奢ラレヤー🍣(@taichinakaj)さん / Twitter

ですが、きちんと仕事になっています。

それは、圧倒的に「レアキャラ」だからです。

なので究極を言ってしまうと、圧倒的にレアキャラであればだいたいのことは仕事に繋げていくことができてしまいます。

ナナシロの例

僕には怪談師という肩書きがあるんですね。

イベントなどで観衆へ向かって怖い話を喋る人です。

でも僕は別に落語家に弟子入りしたわけでも、どこかの芸能事務所に入っているわけでもありません。

怪談師というレアキャラになることを決めて、最初にやったことは名刺作りでした。

その名刺を周りにいるイベンターたちに配りまくり「仕事ください!」と言いまくった結果、声がかかるようになったのです。

もしもあのとき、堂々と怪談師を名乗って仕事を募集しなかったら、イベント出演依頼なんてきっと来なかったでしょう。

仕事の種を育てる

さて、ここまで自分の好きなことで仕事の種を作る方法を紹介してきました。

最後に、仕事の種を育てる方法も僕の例を交えてご紹介しましょう。

仕事の種を作ったら、今度はそれを育てる必要があります。

要するに、その仕事で稼げる金額を増やしていく、ということですね。

これはもうどんなビジネスでも同じことが言えると思いますが、

  • 単価を上げていく
  • お客さんを増やしていく
  • 新たな仕事に繋げていく

のどれかになると思います。

一つの仕事を腰据えて頑張れるタイプの人は、単価を上げるかお客さんを増やすのが良いかもしれませんね。

自分の好きな仕事をじっくり育てていく感覚です。

一方で、これは僕がそうなんですが、どんどん新しいことをやっていきたい人は、一つの種から次の種へと繋げていくのがベターです。

僕も実際、

怪談師

怪談師YouTuber

YouTubeコンサル

と、繋げたり、

添い寝屋

恋愛ライター

友達と婚約ブロガー

イラストレーター

と繋げたりしてきました。

(詳細は省きますw)

【注釈】
レアキャラ化するところや、種を育てるところでは、
・これとこれを結びつけたらレアキャラになりそう!
・この仕事からこっちの仕事に展開できそう!
という、アイデア出しや工夫がとても重要になります。
アイデアを出したり工夫をしたりするコツは、また別途記事にしようと思います。

というわけで、おさらいになりますが、

  • 誰かに必要とされることで、
  • 他の人と差別化できていて、
  • その誰かにきちんと届くこと

であれば、好きを仕事にすることができます。

そしてだいたいのことは仕事にできます。

自分の好きなことはお金にできないと嘆くのではなく、好きなことをあらゆる手を使ってお金に結びつける工夫をしていきましょう!